今回から何日目という表記をやめる。もはやサイゴン入りから何日目かなどいちいち覚えてはいまい。
さて、ハノイの時は靴を履いていたが、ホーチミンは暑いのでサンダルが主流。
さらに、最近雨季になり、雨が降るのだが、実はハノイで一番強い雨がホーチミンでは普通に毎日降る。
実はハノイで一番の雨の日にはいていた靴は一発で使えなくなり廃棄を余儀なくされた。乾かない上に臭いも取れなかったからだ。
その理屈で行くと、サイゴンで靴を履いていると、毎日新し靴を買わなければならず、経済的に無駄である。
そこで日常のサンダル履きとなる。

サンダルにもいろいろあって、つま先をカバーできるタイプ、いわゆるクロックスタイプに安全性を感じる。
厳密にはクロックスというのはブランドらしく値段も高い。一般に出回っているのはいわゆるパチモンということになるが、つま先がカバーされていて、どっかにぶつけても痛みを感じなければそれでいい。

ところが、最近とある問題が浮上した。
汗が蒸れて、異常な臭いが発生する。
自分でさえそう思うのだから、他の社員にとっても相当な嫌がらせとなる。
気になって調べたら、そもそもクロックスタイプは汗を吸わないうえ、汗の逃げ場がなく蒸れやすい。
おまけに中途半端に穴が開いているのでそこから臭気が漏れるという三重苦。
ただ、休みの日に1日中クロックスタイプを履いても臭いが気になるとかはなかったので、会社の精神的な面もあるのかもしれない。
いずれにしろクロックスタイプではない、いわゆる便所サンダルのようなものであれば見た目はいまいちだが悪臭を発生するリスクは著しく下げられるだろう。

サンダルというとベンタイン市場に相当たくさんの店が並んでいるが、観光客向けの値段となっており、ベトナム人の客は値段を見て苦笑い。
おすすめは3区Lý Chính Thắng通り。
ここは外人を見かけることはなく、ベンタイン市場~レタントン通り周辺を歩いていると観光客が多く、日本人はお腹いっぱい!という人にうってつけ。
このLý Chính Thắng通り、靴屋ばかりが立ち並ぶが、値段はどこも同じではない。
ある店で250,000VNDで売られており、値引き一切しないものが、別な店では200,000VNDの値札がつけられており、わずか2分の交渉で180,000VNDまで下がった。
コツとしては、Bao Nhiue Tien?といった後、店員が値段を言ったら、即座に商品を棚に戻すことだ。
そうするとなぜかそれより安い値段を提示してくる。
ただ、商品の状態は相当ほこりまみれであるため、間違ってもすぐに履かず、一度自宅に戻り、石鹸で入念に洗うことをお勧めする。
できれば試着すらあまりしたくはないのだが、これを怠るとサイズが合わないものを買ってしまうので、あまり足に密着させずに済ませたい。
この理屈で行くと水洗いをしたくないレザー製品は多少ぼられても商品の保管状態がいいベンタイン市場で買い、水洗いを気軽にできるクロックスや便所サンダルはLý Chính Thắng通りで買うのがいいということになる。