ベトナムで働いていると、人事でも総務でもないのに、採用にかかわることが多い。
そもそも日本人の場合、20代等の未経験者を除き、管理者や指導者といった待遇で入社することが多い。
実態は何でも屋さんだ。

さて、採用において一番お金がかからないのは知り合いの紹介だが、それを待っていても人は集まらない。
そこで人材紹介会社を利用するわけだが、ホーチミンだけで数十社もあるそうだ。
そこで有名どころ3つに絞って利用したい。
誰もが知っているのはICONIC(アイコニック)、Navigos Search(ナビゴスサーチ、旧ベトナムワークスプラス)、KOSAIDO(廣済堂HRベトナム)の3つだろうか。
いずれも採用が決まったあとの支払いで、年収の2X%となっているが、この年収は13か月分であり、かつ、採用が決まった後にVAT10%を上乗せしてくるので、コミコミで一体いくらなのかを、事前に人材紹介会社の担当者と十分に確認しよう。

1. 廣済堂HRベトナム
宣伝上の金額:年収の20%(VAT別途請求)
実際の支払額:給与月額の2.86ヶ月分(VAT10%込み)
リスク回避:採用が決まったら全体の半額を払い、入社1か月後に残額を払う
担当者:日本人社員が応対。ナビゴスサーチになる前のベトナムワークスや、去年のアイコニックと同じぐらいの丁寧さ。

2. ナビゴスサーチ(旧ベトナムワークスプラス)
宣伝上の金額:年収の22%(VAT別途請求)
実際の支払額:給与月額の3.146ヶ月分(VAT10%込み)
リスク回避:採用が決まったら全体の半額を払い、入社1か月後に残額を払う
担当者:ベトナムワークス時代は日本人社員がわざわざ挨拶に来るほどだったが、今年になってナビゴスサーチに名称変更になってからベトナム人社員が担当になり、日本語でのやり取りが難しくなった。自社のベトナム人スタッフと対応させた方がスムーズ。

3. アイコニック
宣伝上の金額:年収の25%(VAT別途請求)
実際の支払額:給与月額の3.575ヶ月分(VAT10%込み)
リスク回避:採用が決まったら全額を払うが、2か月以内に退職した場合は在籍日数に応じて返金
担当者:去年まで日本人社員だったが、今年からベトナム人社員になった。ただしベトナム人社員は日本語がネイティブレベルであり、日本人社員と話しているのとほぼ同じ。

また、どの人材紹介会社でも、2ヶ月以内に退職した場合は、同等の人材を紹介してくれる。
彼らの専門用語でreplaceというらしいが、この保障のために高い紹介料を払っているようなものだ。
そもそも人材紹介会社は最初から能力の高い人材を紹介してくれたのに、受け入れ側が人材を使いこなすことができないと、短期退職となる。
なので、「次回はどうやったら短期退職を防げるか」を人材紹介会社の担当者と十分に話し合いを重ね、採用する側も紹介する側も相当に神経質になるので、結果としてreplaceで入社した人材は長く働いてくれることになる。