現役のJICA青年海外協力隊からの質問。

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Q. 私は青年海外協力隊でベトナムに来ています。
最近、22年度3次隊でベトナムに来て、途中で逃げた人のブログを発見しました。
http://ameblo.jp/mayukoyuma0330/
「水道も電気も不安定だから帰った」などと協力隊にふさわしくない発言が目立ちます。
他の隊員も同じように思われて迷惑です。これについてどう思いますか?
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まずは、同ブログを見たが、不要な改行、空行が多く書き手の頭の悪さがうかがえる。
ただ、これはJICA青年海外協力隊ではなく、ブログの一般的な内容だ。
文体ではなく、内容面からの指摘をしよう。
本文を引用するときも、頭の悪い改行や空行は取り除く。

まずはこの作者が「ベトナムだから恵まれている」と再三述べている件について。
ベトナムが他国に比べて恵まれている点は
1. 日本から近い(一時帰国しやすい、家族が遊びに来やすい)
2. 日本食レストラン(食材販売含む)が多い
3. 停電や断水がほとんどない
4. 男女の出会いが多い
5. 上記に恵まれない人のための性風俗が多い
ぐらいだろう。

「ベトナムでの生活は本当に辛かったし、想像以上に辛かった。」
これは正しい。
ベトナム(特にこいつの任地)が他国に比べてつらい点は

1. 気温、気候
「冬は寒くて夏は暑い」と言っているので北部隊員だろう。
年間の気温差が大きいというのは肉体的もつらいが、服や靴、布団をそろえるので経済的にもつらい。

2. 住居
日本より狭い集合住宅、しかも隣の奴の騒音が聞こえてきたら協力隊に参加した意味がないと言える。
協力隊の醍醐味は、日本ではとても考えられないような広い庭付きの1戸建てに一人で住めることだ。
これに関しては同情を禁じ得ない。

3. 日本人が多すぎる
こいつの任地には日本人は本人だけだったようだが、実は日本人が多い任地の方が人間関係のストレスになる。
むしろ日本人がいないほうがありの~ままの~姿見せるのよ~ありの~ままの~自分になるの~


4. 交通機関が未発達
これでバイク禁止とかどこにもいけない。

5. 風俗が高い
安いところもあるが、自力で見つけるのはかなり難しい

6. 言葉が特殊
世界のマイナー言語でも、とりあえずその音素は同じ。
ベトナム語の場合、のどやほほなどの筋肉を使ったり、そもそもベトナム人以外に出せない音素が多すぎる。
動物や昆虫と会話できる人間がいないのと同じ。
英語を喋れないやつとは会話できない。

7. 専属の召使がいない
これは住居とも関連するが、専属の召使がいない協力隊なんてクリープのないコーヒーどころか、むしろコーヒー豆のないコーヒーだろう。
日常生活が相当不便だし、何より危ない。
他国なら専属の召使を雇うためのお金が生活費や住居費とは別に支給されるのだ。
どんな召使を雇うかで充実した2年間が送れるかが決まると言っても過言ではない。

なのでベトナムのメリットは意外に少ない。
ただ、こいつの問題点は、
「私は、ベトナムに赴任して翌日から、蕁麻疹に悩まされていました。でもそれで、帰国したのではありません。」
いや、病気で仕方なく帰国したと書けば同情も集まるだろうが、ベトナムが嫌で帰ったとかって絶対に書いちゃいけないことだろ。

ベトナム滞在は
2011-01-06入国
2011-06-30帰国
のようである。
実際には入国後現地訓練があるから、協力隊として活動したのは4ヶ月ぐらいか。
清々しいまでのクズ。
勘違いしてはいけないのが、活動がたったの4ヶ月だから非難されているのではない。
ベトナムでは治せない病気にかかり、仕方なくドロップアウトしたと書けばいいものを、つらいから帰ったと書いていることが問題視されているのだ。
つらいことがあって、結果としてそれが精神的にストレスとなり、肉体的な症状となって現れたと書けばむしろ有名なボリビア隊員のブログのように本人の責任はなく、JICAの管理責任を問われるぐらいになるだろう。

唯一有益な点としては、2011-01までは大使館で賀詞交換会があった記述があることか。
ただ、ここに限って肝心の写真がない。
写真で世界中に発信するべき内容、不要な内容が分かっていない。